ドイツについて

 

ドイツの特徴は、ロンドンやパリのような一極集中の都市を持たない事です。自由都市(ハンザ同盟がその代表で有名)や小さな領主国家の集まりだった中世からの歴史が、個性的な地方文化をもたらしました。 右の地図上の都市がその代表的なものです。


日本ははるか以前にGNPでドイツを追い越しましたが日本はドイツより豊かになったのでしょうか?
私の印象では金や物では日本は確かに豊かになりましたが生活スタイルのような目に見えない人生の大切な部分ではまだまだ負けています。


ヨーロッパで一番休暇を取るのに熱心な国民はドイツ人で職場で皆んなでやりくりして最低でも夏は一ヶ月はまとめて休みを取っています。他にクリスマスや春休みを1、2週間は取ります。労働時間が終るとすぐ帰宅して家族と過ごすか友人とビールやワインを飲んでおしゃべりを楽しんでいます。

ドイツについて

 

環境に優しいドイツの国民

 環境問題には世界一熱心でゴミの分別はとてもこまかく、ビンの色まで仕分けして捨てています。国民みんなが当たり前のように実行しています。 車も停車すればすぐエンジンを切ってしまいます。 ある時など私が助手席に乗っていて運転手が停車の為ブレーキをかけながら停止以前にエンジンを切ってしまったのは冷や汗ものでした・・・ 日本で見かけるのように車の中でクーラーかけて駐車しているような事はまずありえません。 このような彼らの生活態度は生活の質の豊かさを物語っていると思います。

 

 

 酸味と甘みのハーモニー豊かなドイツのワイン

 ところで、ドイツは世界9位のワイン生産国ですが、良質の白ワインにより世界に知られています。 それはドイツの生産地域は、ドイツ国の最南西部なのですが、北緯50度圏なのが関係しています。 北緯50度というと、我々に身近な北海道よりもっと北の樺太と同緯度です。 この寒冷な気候のもと、柔らかい太陽と長い日照時間でゆっくりと確実に果実に糖分を蓄えることが出来るのです。 その葡萄で造るドイツワインは、軽くて弱いながら他のワイン生産国より一ヶ月も長く果実を木につけたまま放置されています。 そのため、果実内に糖分以外の色々なエキスが蓄えられます。 そして果実内のすべての要素がお互いにとても調和の取れた状態になります。 他のワイン国では考えられない優雅で酸味豊かな味わいの白ワインとなります。
すなわちドイツワインは、酸味が十分で、甘みとのハーモニー豊かな、均整の取れたワインと言えます。

 

 
ドイツについてドイツワインについてドイツのクリスマスについて
 

  春のドイツは白いアスパラが旬で、少々お高くても国民競って買い求めて楽しんでいます。

冬の季節が始まると、寒いドイツはあちらこちらのクリスマス市で盛り上がります。