日本人のほとんどの方は「発泡酒」と聞けばビールの格安版を想い起こされると思います。 「ワインの発泡酒」と再度聞かれると「ああ、シャンペンか?」となるのではないでしょうか? 果実(フルーツ)から造られるのがワインです。 その中でも葡萄から造られるのが狭義のワインです。 泡の立たないワインをスティルワイン(落ち着いたワイン)と言い、それらには白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン等があります。 泡を閉じ込めたワインをスパークリングワイン(はじけるワイン)と言います。 その代表的な発泡酒がドン・ペリを頂点とするフランス、シャンパーニュ地域のシャンペンです。 ではドイツではスパークリングワインををどう呼ぶのかと言えば『ゼクト』と呼びます。 4気圧前後あります。 2気圧未満の微発泡酒を『パールヴァイン』と呼びます。 それぞれにスティルワイン同様白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン等があります。
現在の流行はシャンペン同様「ブラン・ド・ノアール」(赤ぶどうから造った白)、すなわち赤ワイン用の赤ブドウから皮をすぐ取り除いて白ワイン的に仕上げた発泡酒です。 なぜこのような手間のかかったことをするかと言えば白ワイン用の白ブドウを用いるより味が濃くなるからだそうです。 皆様にはドイツの発泡酒は『ゼクト』と呼ばれている事をマメ知識として知っておいてください。
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