プァルツ地域の中心地、ノイシュタット市の南西郊外のハンバッハ村にある村一番の醸造所です。　

右が村の西側にあるハンバッハ城をネゲレ家前の通りから眺めた写真です。　この村は城の入り口の集落として発展してきました。　

　このネゲレ家とのお付き合いの始まりは、１０年前にフリーデルスハイム村のボンネット氏とドロミテへスキーに行った折にご一緒したことです。　ボンネット氏が「私の兄弟です。」と紹介されました。　彼がネゲレ家の婿養子となったのは40年も前のことです。　スキー旅行の後、さっそく醸造所を訪ねました。　そこでビックリするような格安の良質リースリングの辛口ワインに出会いました。　それでお付き合いを始めました。

　現在のネゲレ家の若当主も実は婿養子で、現在ではワインのことは下の写真のように彼とのやりとりで決めています。　彼は近代的な醸造技術を学んだ優秀な若者で今ネゲレ家に新風を巻き起こしています。　あらゆる設備を順に新しくしています。　販売方法も新しい事にチャレンジしています。　何よりも彼は見習い期間をこの地の偉大な三大醸造所の一つで過ごしていますので、この地の良質リースリングが何たるものか良く知っています。　今後共永らくお付き合いをしたいと考えている醸造所です。

２００６.６　ネゲレ家の中庭での試飲

　この中庭では毎年五月に若手演奏家によるクラシックの演奏会が有料で催され全国にラジオ放送されます。　近隣のクラシック愛好会が三々五々集まり、ネゲレのワインを楽しみながら至福の時を過ごします。　私も一度招待されましたが、あいにくとその日は雨模様で、急遽ハンバッハ城内のホールに場所を替えて催されました。　ラジオ放送ですから司会もついています。　間近でクラシックを聞くというのはとても臨場感溢れる楽しい経験でした。

※ここのワインをショッピングサイトで探すには、検索の選択部分でまず国を「ドイツ」と選択し、そしてワイナリーで「ネゲレ家」を選んでください。　そうすればネゲレ家の全ワインが表示されます。

２００３.８　ネゲレ家のテラスにでの団欒

　ネゲレ醸造所の裏庭の脇はぶどう畑です。　日本の農家は裏庭の横は水田ですがずいぶん雰囲気は違います。　考え方によっては同じかもしれませんが・・・　ワインを楽しんでいる時間はなぜか豊かで幸せです！

　写真のお嬢さんは上の写真の彼を婿養子に迎え、今では二人の子供のお母さんです。