※ 下の写真はこのビショップ醸造所の玄関に貼り出してあるエンブレムです。
これらはこの醸造所の母体になっているキリスト教(カソリック)の三団体の紋章です。
左からトリアー聖公会神学校、トリアー大教会、トリアー聖公会宿泊所です。
それぞれが所有しているぶどう畑は数百年に渡ってそれぞれの団体にに寄進されたものです。
すなわちビショップ醸造所とは戦後トリアー大司教の下に連合体をつくり統合された醸造所です。
※ 上の写真はこのビショップ醸造所の玄関を入ったホールに飾ってある大きな肖像画です。
過去のトリアー大司教の一人だそうです。 昔の大司教はこの地の統治者ですから若くして家柄で
なれたのです!
ビショップ醸造所とは・・・
上記の写真説明でも述べた通り三つの団体のぶどう園を管理運営して上質なワインを造ってきま
したが最近新たにフリードリッヒ文化高等学校の団体のぶどう園も含まれることとなりました。 150
ヘクタールに及ぶモーゼル河流域に散らばる高級なワイン畑のリースリングから多くの高品質な白ワ
インを造り続けています。 公の性格の強い醸造所なので品質の割に価格は安いので地元のワイン
好きには人気の醸造所です。 気楽に車でやってきて空瓶を戻してケースを積み込んで帰っていきま
す。 本当にワインが個々の生活に組み込まれているのです。
※ 写真は地下10メートルに広がるこのビショップ醸造所のセラーの壁面の一部です。
古いセラーはここより古くローマ時代まで遡ります。 これだけ古くから使われているセラーはバチカン
市国ぐらいではないでしょうか。