ビショップ(大司教)醸造所

 ビショップ醸造所の玄関

 

※ 上の写真はビショップ醸造所の玄関です。 三々五々町の人や観光客が買いに訪れます。 

  販売価格は輸出用も1本小売り価格も同じです。 

  国内消費用には20%近くの消費税込みの支払となります。

  ここのワインは価格の割に高品質で有名です。

※ 下の写真はこのビショップ醸造所の玄関に貼り出してあるエンブレムです。

  これらはこの醸造所の母体になっているキリスト教(カソリック)の三団体の紋章です。 

  左からトリアー聖公会神学校、トリアー大教会、トリアー聖公会宿泊所です。 

  それぞれが所有しているぶどう畑は数百年に渡ってそれぞれの団体にに寄進されたものです。

  すなわちビショップ醸造所とは戦後トリアー大司教の下に連合体をつくり統合された醸造所です。

 

Bischoefliche-Weingueter-Wa.jpg

 

 Bischoefliche-portrait.jpg

 

※ 上の写真はこのビショップ醸造所の玄関を入ったホールに飾ってある大きな肖像画です。

過去のトリアー大司教の一人だそうです。 昔の大司教はこの地の統治者ですから若くして家柄で

なれたのです! 

 

ビショップ醸造所とは・・・

 

  上記の写真説明でも述べた通り三つの団体のぶどう園を管理運営して上質なワインを造ってきま

したが最近新たにフリードリッヒ文化高等学校の団体のぶどう園も含まれることとなりました。 150

ヘクタールに及ぶモーゼル河流域に散らばる高級なワイン畑のリースリングから多くの高品質な白ワ

インを造り続けています。 公の性格の強い醸造所なので品質の割に価格は安いので地元のワイン

好きには人気の醸造所です。 気楽に車でやってきて空瓶を戻してケースを積み込んで帰っていきま

す。 本当にワインが個々の生活に組み込まれているのです。

 

※ 写真は地下10メートルに広がるこのビショップ醸造所のセラーの壁面の一部です。

古いセラーはここより古くローマ時代まで遡ります。 これだけ古くから使われているセラーはバチカン

市国ぐらいではないでしょうか。

 

Bischoefliche-Cellar-sign.jpg

 

 ※ 右の写真はケッセルシュタット侯爵邸の

玄関から眺めた大教会、ドムです。 小さな

古都トリアーを一人で徘徊していると必ず出

くわす街角です。 最近では日本からの観光

客もちらほら見かけます。 ビショップ醸造所

はこの教会が所有していたぶどう畑が主体

になっています。 永らく寄進等などでモーゼ

ル河流域の多くの有名な畑が所有される事

となりました。 下のアイラー村のクップ畑も

その中の一つです。

 

ケッセルシュタット侯爵邸からのドム(大教会)

 

 

アイラー村のクップ畑

 

※ ここのワインをショッピングサイトで探すには、検索の選択部分でまず「ドイツ」と選択し、ワイナリーで「トリアー・ビショップ

醸造所」を選んでください。 会員キャンペーン中を除いたのほとんどの醸造所のワインが表示されます。

 

トリアー大教会の内部

 

 ※ 上の写真は荘厳なトリアー大教会の祭壇です。 写真を撮るのがはばかられる程の荘厳さで圧倒されました!